タクシードライバーは勤務形態で稼ぎ方が変わります。日勤・夜勤・隔日それぞれのコツを解説します。
タクシードライバーの勤務形態は、日勤・夜勤・隔日勤務の3タイプが主流です。それぞれで1日の流れや拘束時間が大きく異なるため、まずは各勤務のモデルスケジュールを確認しておきましょう。ここでは代表的な1日の流れを紹介します。
日勤は朝から夕方までの勤務が中心で、1日の拘束時間は会社によって差はあるものの、通常の実働時間は8〜10時間程度です。8時ごろに出勤・点呼・車両点検を済ませて営業を開始し、午前中の乗務ののち昼休憩を1時間取ります。午後は13時ごろから再び営業を再開し、夕方17時ごろに退勤・業務報告という流れが一般的です。連続勤務時間が長くなりにくく、毎日自宅で休息を取れるため、規則正しい生活リズムを保ちやすい勤務形態です。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
夜勤は夕方から深夜、または翌朝までの勤務を中心とする勤務形態です。拘束時間はおよそ8〜10時間程。16時30分ごろに出勤・点呼・準備を行い、17時から22時ごろまで夕方から夜にかけての乗務を担当。その後1時間程度の休憩・軽食を挟み、23時から翌2時ごろにかけて深夜帯の乗務に集中します。営業終了後は業務報告を経て退勤という流れです。深夜割増が適用される時間帯を含むため、効率よく売上を上げやすい勤務形態といえます。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
隔日勤務は1回の勤務で約20時間(途中で休憩が3時間)働き、翌日は「明け番」として丸1日以上休むスタイルです。朝6時半〜7時ごろに出勤・点呼・車両点検を行い、午前・午後・夜間・深夜と各時間帯に乗務を分けて実施。途中で合計3時間の休憩を挟みながら、翌日2時ごろまで営業を続けます。事務処理・帰庫を経て退勤し、翌日は改善基準告示(2024年4月改正)により、勤務終了後は継続24時間以上(最低でも継続22時間)の休息期間を確保することが義務付けられているため、しっかりと疲労を回復できる仕組みです。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
参照元:GOジョブ(https://gojob.go.goinc.jp/useful/taxi-tensyoku/1CFN0cJvBi1yzTltHmSq2V)
日勤は深夜割増が取れないため、昼間の需要をいかに効率よく取り込めるかが売上を左右します。目安となる月収は25〜40万円程度ですが、首都圏で戦略的に稼働すれば35〜45万円台を安定させるドライバーも存在します。
まず重要なのが、乗客の多いエリアと時間帯を狙って乗車回数を増やすことです。駅、オフィス街、病院、ショッピングモールなど、日中に利用者が集中する場所を重点的に営業しましょう。配車アプリ(GO・S.RIDE・Uberなど)はヒートマップで需要の高いエリアを確認できるため、流し営業だけに頼らず組み合わせて活用するのがポイントです。
また、羽田・成田などの空港送迎であれば1本の売上も大きいため、日勤にとっては重要な収入源です。加えて、丸の内・大手町などのビジネス街の法人契約、住宅街から病院への通院需要といった「定期需要」を取り込めば、安定した売上につながります。雨天・猛暑・厳寒の日は昼間でも需要が跳ね上がるため、稼働率を落とさない意識も月収の底上げに直結します。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
参照元:タクシージョブ全国版(https://taxi-tenshoku.net/taxi-day-shift-income-truth-2026/)
夜勤で稼ぐ最大の武器は、22時から翌5時までの深夜割増運賃(約2割増)です。同じ距離を走っても売上が上がりやすく、加えて終電後や週末の繁華街には需要が「塊」で発生するため、狙うべきエリアと時間帯を戦略的に押さえることが月収を伸ばすカギとなります。
まず取り組みたいのが、稼げるエリアを「点」ではなく「線」で覚えることです。繁華街・駅・ホテル・幹線道路・タクシー乗り場をつなぎ、需要の発生する導線を把握しましょう。待機場所を固定して検証を重ねることで、当たり外れの原因が分析できるようになります。
次に、時間帯別に立ち回りを変えることも重要です。深夜ピークは短距離が中心となる一方、終盤の始発前は帰宅客やホテル発の中距離が出やすくなります。同じ動きを続けず、時間帯ごとに適切な戦略に切り替えましょう。長距離を拾う確率を上げるには、ホテルのチェックアウト時間や閉店後の繁華街、空港・新幹線駅の到着便を意識するのが効果的です。
また、流し営業と配車アプリの比率を最適化することも欠かせません。需要が薄い時間帯ほど配車比率を上げ、ピーク時は流しと組み合わせると効率が上がります。加えて、体調管理と休憩の取り方で稼働を安定させることが、最終的な月収に直結します。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
参照元:ドライバーファースト(https://driver-first.com/column/archives/4605)
隔日勤務は、朝の通勤ラッシュから深夜帯まで1回の勤務ですべての時間帯をカバーできる点が最大の強みです。売上が上がりやすい時間帯を丸ごと取り込めるため、効率的な働き方も行えるでしょう。
特に朝の通勤ラッシュ(7時〜9時)や終電後の深夜帯は乗客が集中する黄金時間帯です。この時間に稼働し、繁華街や駅周辺を重点的に巡回することで売上を伸ばせます。雨や雪の日はタクシー利用者も急増するので、積極的に稼働することも収入アップのポイントです。
また、隔日勤務の給与は歩合率55〜65%が一般的で、頑張った分だけ収入が増える仕組みです。1回の勤務で長時間働くぶん体力も必要ですが、深夜割増による単価上昇と長時間稼働の掛け合わせにより、月収40万円以上、経験を積めば年収600万円超も現実的なラインとなります。適度に休憩を挟んで集中力を維持することが、安定して稼ぎ続けるコツです。
参照元:ドライバージャーナルコラム(https://driver.job-j.net/articles/post-5031/)
参照元:GOジョブ(https://gojob.go.goinc.jp/useful/taxi-tensyoku/1CFN0cJvBi1yzTltHmSq2V)
結論から言うと、稼ぎを重視するなら夜勤の方が「稼げる傾向」が強いといえます。理由は明快で、深夜割増による単価アップ、終電後や飲み会帰りの長距離利用、渋滞のない道路環境による回転率の高さ、そして競合ドライバーの少なさが重なるためです。夜勤ドライバーの月収は40〜50万円超も珍しくなく、効率よく稼ぎたい人には有力な選択肢となります。
一方で、夜勤には他の勤務形態にはないきつい部分もあります。特に大きいのは、体内時計に逆らう働き方による睡眠不足と生活リズムの乱れです。日中の睡眠は光や騒音で浅くなりやすく、疲労が抜けにくくなります。また、深夜は酔客対応や車内トラブルが発生しやすく、精神的な負担も昼勤に比べて増えがちです。ただし、防犯カメラやドライブレコーダーが整備された会社であれば、これらのリスクは軽減できます。稼ぎの魅力とデメリットを両方理解したうえで検討することが大切です。
参照元:タクナビ(https://takunavi.jp/contents/1/69)
参照元:ドライバーファースト(https://driver-first.com/column/archives/4605)
選ぶべき勤務形態は自身のライフスタイルと働き方の優先軸によって決まります。夜型で自己管理が得意、かつ稼ぎを重視したい人には夜勤が向いています。深夜帯の需要を取り込む戦略と、休憩や睡眠を計画的に取れる自己管理力があれば、短期間で高収入を実現しやすい働き方です。
朝型で生活リズムを安定させた働き方を優先したい人には、日勤が最適です。家庭やプライベートとの両立がしやすく、体への負担も抑えながら安定的に収入を得られます。プライベートな時間を優先したい人には、休みの多い隔日勤務が合っています。
ただし、稼ぎを優先することは大切ですが、安定した収入を得るには「続けやすさ」も同じくらい重要です。無理のない、より働きやすい勤務形態を選ぶことが長期的な収入につながります。なお、就職時には希望する勤務形態を選べる会社も多い一方、業界では隔日勤務が主流になりつつあります。日勤や夜勤を希望する場合は、応募前にその勤務形態が選べるかを必ず確認しておきましょう。
引用元:日交練馬HP(https://nikko-nerima.co.jp/)
※参照元:日交練馬公式HP
(https://nikko-nerima-recruit.com/)
| 平均年収 | 平均522万円・最高744万円 |
|---|---|
| 勤務形態 | 隔日勤務制 |
| 定年 | 定年65歳以降嘱託及び定時制 |
引用元:国産自動車交通HP(https://kokusan-j.co.jp/)
| 平均年収 | 公式HPに記載なし |
|---|---|
| 勤務形態 | 隔日勤務例・日勤勤務・ 変形労働時間制 |
| 定年 | 定年65歳以降嘱託及び定時制 |
引用元:日生交通(http://www.nissei-kotsu.co.jp/)
| 平均年収 | 公式HPに記載なし |
|---|---|
| 勤務形態 | 隔日勤務制・定時制勤務 |
| 定年 | 定年65歳以降嘱託及び定時制 |
【選定基準】2022年11月1日時点、Google検索「タクシードライバー 練馬区」でヒットした全7ページのうち、練馬区のタクシー会社をすべて調査。全12社のうち、以下の条件で選定
・日交練馬…タクシー保有台数当たりの売上が12社のうち最も高いタクシー会社
・国産自動車交通…12社のうち唯一、日中専門や夜だけ専門の日勤勤務があり、月間8日間の公休があるタクシー会社
・日生交通…定年65歳以降嘱託及び定時制があり、12社のうち唯一「健康優良企業 銀の認定」を取得していて働きやすい環境を整えているタクシー会社