新規許可は、営業区域を管轄する地方運輸局に個人タクシー開業の許可を得るための手続を指します。新規許可を受ける際は、申請時期・試験日・処分時期に従って手続きを進める必要があります。
申請時期や試験日、処分時期は地域によって異なりますので、営業区域の各地方運輸局のHPなどで確認するようにしましょう。
譲渡譲受とは、個人タクシーの営業資格をもつ第三者から事業を譲り受けることを指します。この場合、譲り受ける第三者との間に「譲渡譲受契約」を結び、営業区域を管轄する地方運輸局に「譲渡譲受認可申請」を提出しなくてはいけません。
新規許可と違い、譲渡譲受については通年で申請が可能です。現在、個人タクシー事業者になる手段は、この譲渡譲受が主流となっています。
個人タクシーを始めるには、65歳未満であることと、二種免許を取得していることが条件となっています。また、年齢別に細かな条件が設けられていますが、ここでは主要な条件に絞ってご紹介します。詳細について、地方運輸局のHP等でご確認下さい。
申請日前日までに、営業区域内の同一のタクシーまたはハイヤー事業者に運転者として10年以上勤続していたことが条件となっています。ただし、過去10年間に事故または違反歴がある場合は申請ができません。
自動車の運転を専ら職業としていた期間が、申請日前日までに10年以上あることが条件となっています。タクシーやハイヤーだけでなく、バスやトラックなどの職業歴も含まれますが、旅客自動車以外の運転歴(トラック)の場合は50%加算となります。
加えて、タクシードライバーとしての運転歴が5年以上かつ営業区域内での運転歴が継続して3年以上なくてはいけません。
申請日以前の25年間のうち、自動車の運転を専ら職業としていた期間が10年以上あることが条件です(ただし、旅客自動車以外の場合は50%の加算)。合わせて、申請日以前の3年内に、タクシードライバーとしての運転歴が2年以上必要です。
個人タクシーになるためには前述の資格の他、資金計画についても準備が必要です。まず、設備資金・運転資金として、それぞれ原則70万円以上の資金を用意しなくてはいけません。
この他にも、自動車車庫取得の資金や自賠責保険料・任意保険料といった各種保険料の資金についても準備が必要です。
個人タクシー開業以前に、先に紹介した資金について100%以上自己資金で用意しなくてはならず、申請日以降も常時確保されている状態でなくてはいけません。
個人タクシーになるメリットは、稼いだ分がすべて自分の収入になる点が挙げられるでしょう。稼げるドライバーであれば、独立して個人タクシーになる方が、更なる収入アップが期待できます。
また、ノルマやシフトの制約を受けることなく、自分のペースに合わせて仕事ができるため、体調やストレスに配慮して働けるのも魅力です。
タクシードライバーの職種に興味をお持ちの方の中には、個人タクシーとして将来独立してみたいとお考えの方も多いでしょう。個人タクシーとして独立するには、タクシードライバーとしての実務経験がなくてはならず、まとまった資金も事前に準備が必要です。
個人タクシーを視野に入れている方は、早い内にタクシードライバーのキャリアをスタートさせることをおすすめします。
本メディアでは、練馬区にあるタクシー会社の中からニーズ別におすすめの3社をご紹介。未経験からタクシードライバーを志す方は、ぜひ参考にしてください。
平均年収 | 平均522万円・最高744万円 |
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勤務形態 | 隔日勤務制 |
定年 | 65歳選択定年制 |
平均年収 | 公式HPに記載なし |
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勤務形態 | 隔日勤務例・日勤勤務・ 変形労働時間制 |
定年 | 公式HPに記載なし |
平均年収 | 公式HPに記載なし |
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勤務形態 | 隔日勤務制・定時制勤務 |
定年 | 定年65歳以降嘱託及び定時制 |
【選定基準】2022年11月1日時点、Google検索「タクシードライバー 練馬区」でヒットした全7ページのうち、練馬区のタクシー会社をすべて調査。全12社のうち、以下の条件で選定
・日交練馬…タクシー保有台数当たりの売上が12社のうち最も高いタクシー会社
・国産自動車交通…12社のうち唯一、日中専門や夜だけ専門の日勤勤務があり、月間8日間の公休があるタクシー会社
・日生交通…定年65歳以降嘱託及び定時制があり、12社のうち唯一「健康優良企業 銀の認定」を取得していて働きやすい環境を整えているタクシー会社