タクシードライバーの勤務形態は、主に昼日勤・夜日勤・隔日勤務の3つに分けることができます。それぞれの勤務形態について詳しく見ていきましょう。
昼日勤・夜日勤
タクシー会社により多少の違いがありますが、一般的に昼勤務は7時~16時または8時~17時、夜勤務は17時~翌2時が多いようです(休憩1時間を含む)。休日は週1~2日、月4~8日となっています。また、次の出勤まで8時間以上の休息が義務付けられています。
隔日勤務
現在タクシードライバーの勤務形態で多いのがこの隔日勤務です。一般的に8時~翌2時までの勤務が多く、次の出勤まで20時間以上の休息を挟む必要があります。
その日の業務の状況によっては、残業が発生するケースがあるようです。但し、長時間に及ぶ労働は交通事故にもつながりかねないため、法律によって拘束時間が決められています。
昼・夜日勤の拘束時間の限度は、1か月299時間以内、1日13時間以内(最大で16時間まで)となっています。また隔日勤務では、1か月262時間以内(労使協定がある時は270時間まで)、2日間で21時間以内とされています。法律によって拘束時間の上限が設けられているため、際限なく残業をさせられる心配はありません。
厚生労働省の有識者検討会により、勤務時間の見直しが図られました。新しいルールは2023年4月から施行される予定です。今回の主な変更点は2つ、次の勤務までの休息時間(勤務間インターバル)と拘束時間です。現行、勤務間インターバルは8時間となっていますが9時間に改定。また、11時間以上が努力義務として新たに追加されます。これに伴い、拘束時間も最大16時間が15時間へ変更となります。(基本の13時間以内は変更なし)タクシードライバーの高齢化に伴い、労働環境の安全性の確保から、このような見直し等も行われています。
タクシードライバーと聞くと過酷な労働をイメージされる方も少なくないでしょう。しかし、これまで解説した通り、法律によって拘束時間や休息時間が定められているため、過度な労働を強いられることはまずありません。隔日勤務の場合、ほぼ1日近い休息を取れるため、人によってはタクシードライバーの働き方が向いている場合もあるようです。
本メディアでは、練馬区にあるタクシー会社の中からニーズ別におすすめの3社をご紹介。未経験からタクシードライバーを志す方は、ぜひ参考にしてください。
平均年収 | 平均522万円・最高744万円 |
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勤務形態 | 隔日勤務制 |
定年 | 65歳選択定年制 |
平均年収 | 公式HPに記載なし |
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勤務形態 | 隔日勤務例・日勤勤務・ 変形労働時間制 |
定年 | 公式HPに記載なし |
平均年収 | 公式HPに記載なし |
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勤務形態 | 隔日勤務制・定時制勤務 |
定年 | 定年65歳以降嘱託及び定時制 |
【選定基準】2022年11月1日時点、Google検索「タクシードライバー 練馬区」でヒットした全7ページのうち、練馬区のタクシー会社をすべて調査。全12社のうち、以下の条件で選定
・日交練馬…タクシー保有台数当たりの売上が12社のうち最も高いタクシー会社
・国産自動車交通…12社のうち唯一、日中専門や夜だけ専門の日勤勤務があり、月間8日間の公休があるタクシー会社
・日生交通…定年65歳以降嘱託及び定時制があり、12社のうち唯一「健康優良企業 銀の認定」を取得していて働きやすい環境を整えているタクシー会社